エアコンクリーニングをこれから検討しているという方必見の内容になっています。
いままでの洗浄方法でほんとに大丈夫なのかを検証してみたいと思います。
エアコンクリーニング業界では、超有名なフランチャイズ会社の「おそうじ本舗」が
自社のサービスを紹介するホームページ内で
メイプル超合金のカズレーザーさんが登場して
これまでのエアコンクリーニングでは3分の1の汚れが残るという意味の内容を広告 されています。
かなりインパクトがある内容でしたが、 多くの方が目にした事のあるキャッチコピーに驚いた方も多いのではないでしょうか?
これまでのエアコンクリーニングでは なぜ、カビが残るのかを、長年エアコンクリーニングに携わって来た者として
解説したいと思います。
まずは、自己紹介をさせてください。
私はエアコン壁から取り外して、全ての部品を分解しての「エアコン完全分解クリーニング」を10年に渡って行っており、また、これからこの技術を身に着けて
地元でサービスをしていきたいと願う方に研修を行っている大阪堺市の愛生クリーンサービスの代表木村勉と申します。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
〈まずは、そもそもエアコンクリーニングとは何かを解説します。〉
目次
エアコンクリーニングと言えば、もう知らない人はいないのではと思われる程 多くの方が依頼をするサービスですね。
エアコンを使用している間に、エアコン内部に発生したカビや汚れを 除去する作業です。
通常はエアコンのカバーを外し、 透明なビニールでエアコンを覆いかぶせて、
真下の床にバケツを設置して、
洗剤と高圧洗浄ポンプで内部の汚れが床のバケツに集まって来て
真っ黒いカビを含んだ汁が溜まっていき、 一見キレイになったように見える、
早ければ一時間以内に作業が終了するというサービス。
インターネットで「エアコンクリーニング 地名」で検索すれば、
無数に業者が出て来る人気のサービスです。
毎年多くの方が利用されており、
これから検討したいと思われている方も多いのではないでしょうか?
しかしこのエアコンクリーニングというサービス、本当にエアコンの中はキレイになっているのでしょうか?
実際に他社で普通のエアコンクリーニングした方からの再クリーニングのご依頼で
エアコンが臭くて使えない。
クリーニング終わったけど、またすぐエアコンが汚れて来てしまった。
等のご依頼を毎年多く頂いております。
それと、先に申しましたおそうじ本舗が自社の現行のエアコンクリーニングを否定してまで
なぜ、分解洗浄に舵を切ったのか?
その理由をお伝えしたい思います。
〈毎年エアコンクリーニングを繰り返したエアコン内部の様子を告白〉
実際にエアコンクリーニングしたというエアコンを何台も壁から取り外しての完全分解クリーニングの依頼を受けて、実際にその状況を見て来ています。
写真を使って、エアコン内部がどの様になっているのかを解説したいと思います。
ここでご紹介するのは、特に極端な例ですが、こちらのケースをご覧ください。
とある施設で毎年壁に付いた状態でクリーニングしていた壁掛けエアコン。
最初の数年は特に問題無かったそうですが、
エアコンクリーニングの回数を重ねる毎にエアコンの効きが徐々に悪くなり、
結局、エアコンから風が全く出ていない状態になり、エアコンから出る匂いもとんでもなく臭くなってしまったので、当社にご依頼になりました。
数年に渡って毎年クリーニングをしたエアコンを分解した写真がこちらです
壁から取り外してエアコンを分解してみると、
吹き出し口から手の届く部分は汚れが付着していないのですが、
見えない部分はかなりひどい状況になってます。
↓熱交換器の裏側に汚れがかなり飛び散ってしまっています。
↓熱交換器の裏側を拡大画像。
↓実は熱交換器の裏に飛び散っている様に見えるのは、ファンに発生した
カビが洗浄時に、回転させて飛び散ったという状況です。
なので、エアコンクリーニングすればするほど、
エアコンの熱交換器の裏にファンのカビが飛び散ったり、
通常触れない所にカビが移動したりして、余計汚れてしまうという事は
写真の通りです。
これは極端な例の部類に入りますが、
これに近い事はエアコンクリーニングする事で少なからず起こってしまいます。
エアコンクリーニングの回数を重ねるうちに、クリーニングの期間が短くなっているのは
将ににこの状態にあるのではないでしょうか?
〈ファンを付けたままの状態で洗浄するのは非常に難しい〉
続いては、エアコンの内部で空気を送り出しているファンですが、
最も汚れやすい部品です。
ファンの内側に汚れが蓄積してそのカビがお部屋に送り出される為に
嫌な臭いがするのです。
↓はエアコンのファンです
拡大してみると
ファンの汚れている所を写真で見ていただいて判るかも知れませんが、
エアコンのファンで一番汚れているのは、羽の内側なのです。
一般的なエアコンクリーニングは、エアコンの内部に有るファンを
下から高圧洗浄で洗浄する訳ですが、
ただ単に高圧洗浄ポンプで水を吹き掛けたぐらいで、ファンの内側に付着したすべてのカビを除去する事はかなり難しいです。
その為、当社では、外したファンを高圧洗浄するだけでは無く、
さらに手洗いで一枚一枚ファンの羽根を丁寧にこすって洗浄するのです。
↓一枚づつファンを手洗いしている様子。
しかし!それでも、ファンは洗浄しにくいので、、ブラシの届いていない部分が有るかも知れません。
その為、当社では、ファンを60度以上のお湯に漬けて、殺菌して仕上げています。
ここまでしないと折角エアコンクリーニングしてもまた、早い段階でカビが発生してしまう可能性があるからです。
〈実はエアコンクリーニングの洗浄液が残る可能性大〉
壁についた状態でのエアコンクリーニングは 分解後、
エアコンクリーニング用のカバーを取り付けて 洗浄液を吹き掛けるのですが、
吹き掛けた洗浄液がその後完全に除去して確実に洗い流されているかどうか
作業している人間にも分かりません。
なぜなら、エアコン内部はかなり複雑です。
全てのカビを除去する事が難しいのと同じ様に 洗浄液の除去も同じく難しいです。
しかも、年々エアコンクリーニングに使われている洗剤も多様化しています。
エコ洗剤を使用している会社もありますが、強力にカビ除去が出来る強アルカリの洗剤や
カビキラーに代表されるようなカビの殺菌する為の次亜塩素酸ソーダを使用している洗剤等
使われる洗剤は様々です。
洗剤によっては、熱交換器に使われているアルミを変色させたり、または更に強力になると
アルミを溶かしてしまったりと様々な影響が出て来てます。
エアコンの設置している場所や状況によっては すすぎが上手く出来ない事で、洗浄剤が内部に残ってしまう事が正直有ります。
次に紹介する動画は、少し前にエアコンクリーニング後に臭くて使えなくなった件です。
またまた、富士通ゼネラルのお掃除エアコンを一か月前に他社でエアコンクリーニングを分解してみた
〈まとめ〉
以上エアコンクリーニングの問題点を数点挙げて来ましたが、
お判りいただけたでしょうか?
取り付けたままの状態では、どうしても限界があり、
汚れを除去する事はかなり難しい事が判って頂けたと思います。
その事を含め、当社では、
そもそも壁から取り外してのエアコン完全分解クリーニングを開発して サービスさせていただいております。
ここまでしないとやはりカビを除去し、内部に付いた洗浄液を取り除く事は不可能に近いです。
しっかりとエアコンの洗浄をご検討の方は当社の「エアコン完全分解クリーニング」の
作業内容をご検討下さい。詳しくはホームページに記載してあります。
最後までご覧いただきまして誠にありがとうございました!