今までのエアコンクリーニングでは、なぜカビが取り切れないのか、完全分解クリーニング業者が考えてみた。
目次
他社でエアコンクリーニングを最近されたお客様から、当店のエアコン完全分解クリーニングをご依頼される事が多くなっています。
酷い時には1週間もしない間に、使えなくなっている為、 依頼が来ます。
何故、そうなるのかを考えてみました。
ずっと前はエアコンクリーニングを取り組んで来たので、良く判ります。
15年程前から6年間程、専門でいわゆるエアコンクリーニングをずっと行ってきました。
その頃は完全分解クリーニングなんて全く知らず、
このやり方でカビが取れると信じてエアコンクリーニングを行っていました。
で、全ての作業が終わって最後の試運転する時、
感じていたのです。
カビや洗剤の臭いが。
取り切れてないのが、十分に判っていました。
また、エアコンのファンの汚れやその周辺もカビが残っているのも判っていたし、
ドレンパンにカビが残っているのも十分わかって居ます。
それが許されないので、完全分解にこだわってシフトしました。
①熱交換器の洗浄の方法がまず、問題。だからカビが残る
長年クリーニングしていて、一番は熱交換器の洗浄をきっちりするのは、ほんとに難しいです。
壁から取り外して、すべて分解してからもです。
非常に複雑でしかも、分厚いので、洗浄力のあるポンプを使用しないと、中でカビが押し込まれてとんでも無い事になります。
それにかかわらず、壁に付いた状態で洗浄する為のポンプは洗浄水の勢いがそれ程強くないタイプの物を選ぶ場合が多いです。なぜなら、部屋の中が水浸しにならない為です。
部屋の中で使うからそこまで強いポンプは使えない。
熱交換器を手前から反対まで貫く事は不可能です。
ポンプの勢いがそれ程ないので、中で留まってしまいます。
しかも洗浄の角度によっても汚れが取れたり、残ったり。
微妙な加減で汚れが残ってしまうのです。
また、上からの洗浄だけでは無くて、
下から上や奥から手前、あらゆる方向からの洗浄が必要だと思いますが、壁についた状態でエアコンのカバーだけを取った状態では、すべての方向からの洗浄は不可能です。
②ファンの汚れを除去するのは、ポンプだけではダメ。絶対
エアコンクリーニングでのファンの洗浄方法と言えば、ファンが付いたままで、洗剤を散布した後、
高圧洗浄で洗浄するのが、一般的です。
外して洗浄する業者はほとんどいません。
その洗浄方法で汚れが実際にカビが取れるのでしょうか?
当店のエアコン完全分解クリーニングの洗浄の仕方でも、高圧洗浄で一気に飛ばしてもファンについたカビは取れきれないので、ファンを一枚一枚刷毛で洗い流しています。
それでも汚れが残っている場合があるので、カビが死ぬという60度以上のお湯に5分以上付けて殺菌まで施します。
それでは、いわゆるエアコンクリーニングでエアコンの中にカビの汚れが取り切れるのか?
僕の答えは絶対NOです。
複雑なファンでは、カビは残ってしまいます。
少しでもファンにカビが残ってしまうと、一気にカビが繁殖して、短期間にカビが大量発生する事は珍しい事ではないのです。
でも、エアコンクリーニングの問題点はそれだけではないです。
エアコンの内部にファンが有る状態で、高圧洗浄してしまうと、
中でファンが回転して、ファンについたカビが周囲に飛び散り、熱交換器やその周辺のエアコンの部品に付着して、カビが周囲にこびり付くという事になってしまいます。
飛び散ったカビには、あらかじめ散布した洗剤分が周囲に飛び散り、洗剤が熱交換器のアルミを溶かしたりととんでもない状況になる事も非常に多いです。
どう考えてもファンは取り外してしっかりと洗浄しないとカビが残るだけでは無く、周囲に飛び散り飛んでもない状況になってしまいます。
③ドレンパンやその他の部品に触れない所に残るカビが残ってしまう。
最後は熱交換器やファンなど外さない状態で洗浄すると、
その他の部分に汚れがついた状態になり、
カビが留まってしまいます。
エアコンクリーニングして、パッと見たら見えている部分はキレイになっている状態ですが、
見えない部分をずらして見てみると、
飛んでもない光景になります。
カビがびっしりと残っているのです。
しかも、実はエアコン内には奥側のドレンパンがあり、
熱交交換機を外さないと絶対に洗えない部分です。
壁に付いた状態ならカビがしっかりと洗浄出来るのは極一部で
その他はすべては色々な部品に残ってしまいます。
カビは生き物です。
条件が揃えば、汚れが残って一気に臭うって事も全然あります。
安いと思ってプロに頼んだのにあっという間に、
もっと出来る業者に依頼し直さないといけないという事になると非常にもったい無いです。
金額でエアコンクリーニングを選ぶんでは無く、
全て内容が判った上で納得して依頼をすることが大切なのではないでしょうか?
最後に、エアコンクリーニングを依頼して、安心していたら、後で洗剤の臭いがして
使うのが怖くなったというお話を非常に良くききます。
洗剤を散布した後の洗剤分が残って、洗い流す事が出来ないで、カビと洗剤が混じり合ってとんでもない臭いになってしまうのです。
人間にとって一番大切な空気、安心して暮らす為にはまず、空気が一番大切です。
その大切な空気がエアコンクリーニングしたのにまだ汚れているというのは
大変嫌なものです。
是非、大切な空気を守る為にも
安心してエアコンを洗浄して、カビをしっかりと洗浄出来る業者をお選び下さい!
最後に当店で撮影した動画をご紹介します。
数日前にクリーニングしたのに、エアコンの風がとても臭い。
そのエアコンを今度は当店の完全分解をクリーニングした様子をご覧下さい!
大手フランチャイズ店で2週間前にエアコン掃除を依頼した結果を再検証
当店のエアコン完全分解クリーニングの詳細を判り易く記した
ページが有りますので、ご興味ある方は是非ご覧ください
筆者:愛生クリーンサービス 木村 勉
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