1. 高圧洗浄だけではカビが完全に除去できない

一般的なエアコンクリーニングでは、高圧洗浄ポンプを使ってエアコン内部を洗浄しますが、これは表面の汚れを流すだけで、手洗いができない部分にカビが残ることが多いです。この残ったカビが、条件が揃うと急速に繁殖し、再びエアコン内部がカビだらけになってしまいます。

特にエアコンのファンや内部の細かい部分にはカビが密着しており、高圧洗浄では不十分です。そのため、完全にカビを除去するには、ファンを取り外しての洗浄が不可欠です。


2. カビと洗剤が混ざり合い、不快な臭いや故障の原因に

通常のクリーニングでは、エアコン内部に残ったカビが回転中に熱交換器に飛び散り、ファンにこびりついたカビとクリーニングの洗剤が混ざり合います。これにより、不快な臭いが発生したり、洗剤が熱交換器を傷つけてしまう可能性があります。

特に、熱交換器が洗剤で溶けてしまうと、エアコン自体の効率が悪化し、寿命を縮めてしまうことも。正しいクリーニングを行わなければ、エアコンの故障やパフォーマンス低下を引き起こすリスクがあります。


3. ファンの固着や故障を防ぐために、ファン取り外し洗浄が必須

エアコンのファンを取り外さずに洗浄を行うと、洗浄液がどこに飛び散るか分からず、ファンモーター内部に入り込むことがあります。この場合、ファンが故障したり、ファンとモーターの間が錆びてしまい、さらなる問題を引き起こす可能性があります。

ファンを取り外してクリーニングすることで、洗浄液が無駄に飛び散ることなく、エアコン内部をしっかりと清掃できるため、ファンの固着や故障のリスクを大幅に減らすことができます。